”正道柔術からストライプル設立の時代”

1993年に旗揚げされたUFC(Ultimate Fighting Championship)、そこで大活躍をしたホイス・グレイシーの使う技、グレイシー柔術。日本でも柔術人口が増えた現在からすると隔世の感がありますが、当時は未知の格闘技、謎の格闘技として、世界中の注目を集めました。

総合格闘技の現役プロだった1995年2月、この未知の格闘技を学ぶために単身で渡米、サンフランシスコのカーリー・グレイシーの元でグレイシー柔術を学びます。

同年9月、K-1リベンジⅡでオランダのヤン・ロムルダーを相手に素手で闘うバーリトゥードで快勝。修行の成果を見せました。その後もカーリー・グレイシーとの交流は続き、日本とアメリカを行き来してグレイシー柔術を学び続け、1996年に日本初のグレイシー柔術アカデミーを開設しました。東京高田馬場の正道会館東京本部にて正道柔術クラスとして活動を開始、後のストライプルの前身となりました。

K-1の最盛期に入ろうとする当時、正道柔術クラスではほぼプロの練習と同じ内容を、その負荷を軽減したような感じで教えていました。現役プロだったので、夜は柔術指導しながらの練習、昼はチームアンディでの練習。この時期にアンディ・フグ氏よりプロの格闘家とは、、、そのほかにも沢山のいろいろなことを学び、一緒に練習した経験は貴重な財産となっています。また格闘技バブルの始まりの頃でしたので、出稽古先でも後に人気選手になるような実力ある選手たちが沢山いて刺激ある練習をするなど、強くなることを大前提に一般の社会人会員も楽しめるクラス運営指導をやっていました。

格闘技の試合は、全く因縁のない相手と本気で観衆の前で戦うという不思議な競技です。これは、見知らぬ相手と決まった日時に人前で喧嘩をするようなものでもあります。格闘技が不思議なのはそれだけではなく、強くなるほどに互いを尊敬し尊重できるようになっていくのです。初めて会った相手と闘って試合が終われば古くからの親友のようになる。試合に向けた練習で極限の状態まで自分を追い込み、試合前のプレッシャーに押し潰されそうになった時に、仲間の存在がとても心強く感じられます。普通の暮らしの中では起こりえないような友情や結び付きが、格闘技をやっていると当たり前のようにある。それはとても素晴らしいことだとプロの経験と出会いを通じ実感しながら、指導の中でも伝えることを心掛けていた時期でした。

2001年にストライプルとして独立、活動を開始します。ストライプルとは「ストライク(打撃)」と「グラップリング(組み技)」を融合した造語で、格闘技を題材にした作品を多く手掛けている作家の夢枕獏氏が名付け親です。

その団体名のとおり、初期のストライプルは総合格闘技を意識し、正道会館時代と同様にプロと同じような質の練習を一般向けに負荷を減らした感じで行なっていました。その後ブラジリアン柔術のメジャー化によって組技中心のクラスもできましたが、これまでと同様に強くなることに重きを置いた練習内容でした。

 


”引退試合~武術への出会い”

2003年、古巣のシュートボクシングでの引退試合。その時38歳でしたが引退理由は長年の練習と試合でのダメージの蓄積です。膝と腰の痛みがひどく首は振り返ることさえ困難で、車の車庫入れがとても怖かったことを思い出します。

引退後は操体法、太氣拳、柳生心眼流と偶然の縁でめぐり会い、学びを重ねてゆきます。

“操体法”は、宮城県の医師、橋本敬三氏が考案した健康法。

“太氣拳”は、中国近代の武術の最高傑作と呼ばれる意拳を学んだ沢井健一氏が、意拳の創始者 王薌斎師より許可を得て日本で指導した氣の習得と運用を主目的とした実戦拳法。

“柳生心眼流”は、柳生一族に柳生の名を冠することを唯一許された、仙台伊達藩の藩外不出のお留武術。

不思議なご縁により、強くなるためには不可欠な、しかし現代の格闘技に欠けている養生と活法を学び現在に至ります。引退前よりも体はかなり良くなり、これからもっと良くなっていく確信を持って日々を過ごしています。

 


”プロの練習とアマチュアの違いに気がつく”

1996年の正道柔術から通い続けている生徒、当時は学生だった彼らも結婚したり子供が生まれたり、それぞれ社会的にも責任ある立場になってきました。稽古で月日を重ねた分実力が向上し体も良くなる、これが本来の武術のあるべき姿です。ところが長年の生徒たちは肩が上らなくなってきたとか、腰が痛いなどと訴えるようになってきました。強くなるはずの柔術を長くやってきた結果、体を痛めてしまうことになったのです。強くなるために始めた格闘技、プロになって上に行くには体がぼろぼろになる代償が必要になる。これは自分が身をもって経験した事実です。健康のためにやるスポーツでも、トップ選手たちは体の問題を抱えやがて耐えきれなくなって引退します。健康になるための運動が抱える矛盾に、自分の引退と初期メンバーの生徒たちの様子から気がついたのです。

でもその時、それを解消する手段をすでに手に入れていました。武術を学んだことによって、いかにして体を良くするのかという東洋の知恵を、僕はたくさん知っています。プロ生活で壊した体を、東洋の知恵で回復させた経験もあります。それを生徒に還元しようという思いが日々強くなっていきました。僕はプロが試合で勝つために、日々どのくらい努力をして日常を犠牲にするのかを、ある程度ですが知っています。社会人がプロの真似をしても、それなりの結果にしかなりません。本当のプロと接し、自分自身のプロ経験があるから分かる感覚です。プロとアマの差を埋めるのであれば、日常を格闘技に捧げることになります。

そこで、アマチュアに特化した、健康を第一に考える新しい格闘技との接し方が必要である。プロの経験を活かした、一般社会人や学生への格闘技の新しい届け方が見えてきました。格闘技は素晴らしいもので、人生を豊かにしてくれる大きな可能性があります。極限まで自分を追い込み周りの人の支えに気付き、戦った相手とは本当に分かりあえる。試合をした相手とは、ほかの出会いとは何か違う例えようのない気持ちの繋がりがあります。これは本当に素晴らしいことだと思います。でもストライプルに通う生徒は社会人や学生ですから、プロが経験する格闘技の素晴らしさを伝えるには工夫が必要です。ただプロの真似を薄めてやるだけではもったいない。格闘技の素晴らしさを誰に対しても届けられるように、体をいじめ抜くプロのような練習の代わりに相手を尊重したスパーリングや礼儀の大切さや、アマチュアとしての格闘技の楽しみ方と健康になる内容を、日々工夫を重ねながら指導し伝えています。

 


 

“健康になり格闘技を楽しみ日常に活かす。21世紀の柔術で充実を総合格闘技で”

ストライプルという名称は打撃と組み技の融合です。忙しい中せっかく通っているのに、寝技の運動だけでは体の使い方に偏りが生じて問題が起きても何ら不思議ではありません。危険のない範囲にアレンジした打撃と組み技で総合的に体を動かし、格闘技を楽しみながら健康になっていく。

そして、もう一つのストライプル独自の特色が、健康になるための古流柔術、東洋の知恵をまとめた「サムライメソッドやわらぎ」です。(詳しくはこちらの画像から)

格闘技をアマチュア向けにアレンジし、節度を持って安全な練習をする。寝技だけでなく総合的な格闘技で、体のバランスを良くする。

サムライメソッド独自の運動で、生活する上で体を豊かにし充実した日常を過ごせるよう稽古をする。

時間をつくって通った分、楽しさと健康の向上を提供する。これが現在のストライプルです。

 


 

“ストライプル初期に考えた言葉。「柔術で充実」は年月を重ね、多くの人々に柔術を通じて充実した人生を、より具体的に伝えられるものになりました”

肩が最近上がらない、腰の調子が悪い、体の調子がいまいち良くない。

格闘技に興味はあるが、少し怖い。

そういった方にぜひお越しいただきたいと思っています。

東京は大塚、南砂、千葉は行徳、幕張のゴールドジムにて活動しています。
見学はいつでも自由です、無料体験も行っています。
興味のある方はぜひお近くのストライプルにお気軽にお越しください。
お問い合わせやお申し込みは下のフォームからどうぞ。

柔術で充実しましょう。

 

ストライプル代表 平直行


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