腰痛の改善

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腰痛に悩む人はとても多い気がします。何でも日本人の10人に1人が腰痛に悩まされているとか?軽い腰痛も含めればもっと多くの人の体を悩ませているような気がします。そして困ったことに腰痛の本当の原因は未だ解明されていないというのが21世紀になった医学の現実でもあります。
腰痛で病院に行っても湿布や痛み止めを処方してもらう。あるいは電気を当てたり温めたりする。痛み止めは麻酔と同じで腰痛を改善している訳ではなく、痛みを誤魔化す為の物です。湿布も血行を良くする為の物です。電気治療も温熱療法も同じです。腰痛を楽にする事は出来ても腰痛をその場で治すことは出来ない。楽になっている間に自分の力で治す。これが現実の腰痛の処方になります。

ところで1つここに落とし穴があります。楽になっている間に更に間違った動きをしてしまえば腰痛は悪化します。治している訳ではないので楽になっている間に、痛みが邪魔して出来なかった正しい動きをすることが出来れば腰痛は快方に向かいます。楽になっているのは治ったからではなく痛みを緩和しているので、その時に同じように間違った動きをすれば腰痛は更に悪化する可能性があります。

痛み止めや湿布で楽になっても暫くするとまた腰痛が出て来る。何度かそれを繰り返せば同じ処方では治りにくくなっていきます。前と同じ症状なのに治りが悪くなる訳です。その理由は根本的な治療ではなく痛みを緩和させているだけだからなのです。

腰は体の要と書きます。文字には深い意味が隠されています。古い時代には心も体も今よりもずっと敏感でした。その時代には今とは別の身心の感覚が有り日常も有ったと考えられます。江戸時代を想像してみると少し何かを感じたりするのではないでしょうか?同じ日本とは思えない文化や体を使った暮らしがかつての日本には有ったのです。その時代の体に関する知恵は今よりも劣るどころかむしろ進んでいたのかもしれません。江戸時代には誰もが現代からは想像も出来ない運動能力を持ち健康に暮らしていたのです。

体の要が悪くなるのは要(中心)の動きがおかしいからです。中心だけが動く事はあまりないので、中心を動かすのに必要な動き末端の動きに問題があると考えることで他と違った腰痛の改善法が見えてきます。

明治以前の日本では腰痛は老人がなるものだったと聞かせて頂いたことがあります。若い人は腰痛になっても夜寝て休めば回復する。何日も腰痛が続くことなどなく、それは病気と同じだったらしいです。何日どころかずっと腰痛が続くのは江戸時代から考えれば異常事態が体に起きているのです。江戸時代以前は靴など履かないので腰痛がなかったというのが1つの説としてあると聞かせて頂きました。草履や草鞋も現代から考える当たり前で実際には一般の人々は裸足で日常を過ごしてきました。その為に足の指からきちんと体を動かす事を自然に日常で行なってきました。足腰と呼ぶように腰と足は密接な関係にあります。足の動きの始まりは足の指です。指がきちんと動かなければ体の中心の腰の動きも充分ではありません。

明治以前の日本で何故老人になると腰痛が出たかと言えば、歳をとって足の指が充分に働かなくなったからだそうです。おそらく裸足で外を歩けば腰痛は消えてゆきます。ところがこれをやることは現代では殆ど不可能になります。靴を履いて舗装道路を歩く。これでは体の要の腰の動きにおかしな制限がかかるのに決まっています。だから現代では小学生でも腰痛が出たりする訳です。

腰痛の主な原因は体を動かして腰が痛くなると言うよりも、体の動かし方が間違っているから起こる。間違えた動きの割を食うのは体の要中心部の腰なのです。

現代は日常の暮らしも便利に成り過ぎているので普通の運動不足も腰痛の原因になっています。
今回は運動不足の方にもスポーツをやって出て来た腰痛に悩む方にも役に立つ簡単な運動を紹介します。

現代は人が作り出した便利な環境で体を動かす事で、動かしたくても動かす事が出来ない体の箇所を動かすことで体のバランスを回復する運動を紹介します。体のバランスが狂えば当然体の中心の腰に余計な負担がかかりそれが腰痛の原因になる訳です。

人は本来体全体を上手に動かして日常を過ごします。楽な場所でも体は繋がり、一番効率の良い動きを行ないます。険しい場所では体は更に繋がりを深めて効率良く動きます。同じ動きで筋肉の負担が大きくなる訳ではないのが本来の人の動きです。
だから同じ人工的な場所で負荷を大きくして走ることで膝や腰を痛めたりするのです。ウエイトトレーニングも同じ原理にやって体を痛めてしまう可能性が高いのです。

体全体が繋がるのは自然の中の動きでは当たり前のことになります。人の体には自然の中の活動する場所でどのように体を正しく動かすのかの緻密なデータがあります。だからそこで暮らせば自然に樹にも登ったり出来るようになります。人工的な場所で鍛えた筋肉で樹に登ることは難しいのです。本来の体の動かし方が出来なければ体はやがておかしくなっていきます。おかしくなるのは動きのバランスですので動いてない箇所を動かしたり伸ばしたりするとバランスが回復して腰痛が改善されてゆく訳です。

体全体で歩く事はやっているようで実は出来ません。靴を履いて舗装道路を体全体で歩くような体の情報を人は持ち合わせていないからです。その為に動いてない箇所に脚の前面があります。このようにストレッチするだけで腰痛が改善してゆきます。
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また2人で組んでストレッチをすると更に効果が高まります。この場合は上半身を反らせることで更に大きな効果が期待出来ます。
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動いていない箇所を伸ばすと体のバランスが元に戻ってゆき、その結果動きが悪かったり痛みを感じたりすることが改善されます。元々元気なのですから元の状態に近くなれば良いだけなのです。
本来凸凹した場所では人は日常で体を捻じって動かす機会が多く有ります。人が作った環境ではその機会も喪失しつつあります。体を捻じることで体の機能が動きを高めてくれます。だから筋肉は螺旋の構造なのです。
体を捻じることで体は元の状態に近くなり体の問題も改善されてゆきます。
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次回は更に効果を高める腰痛改善の運動を紹介します。
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