高校時代の予習

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プロを目指して毎日体を鍛えていた高校生の頃
ある日足首を捻挫してしまった。
練習を休んではいけないとそれでも出来る運動を毎日やっていた。

運動しながら足首は良くなっていった。
それで完全に治る前にまた同じ場所を捻挫した。
同じ場所を二度やるとなかなか治りにくくなる。
それでも練習を休まないから、捻挫が癖のようになった。
10代のエネルギーは夢に向かうと止まらない。
だから完全に治る前に動かす、足首はまだグラグラしているのに毎日運動する。
足首を庇って毎日練習を繰り返す。
始めは痛くとも体が温まって汗が出る頃には痛くなくなる。
高校生の僕は大発見だと喜んだ。

動くと痛みが消える、今ならその理由が分かる。
脳内物質が痛みを消すのだと。危機的状況になった際に体がもっと動くように
脳内物質は分泌される。
敵に襲われ逃げる、疲れて休んだら殺される。その時にリミッターが切れる。
脳内物質が分泌されて動けないはずの体は更に動き出す。
少々の怪我など痛みを感じなくなる。
この機能があるから外敵に襲われても、生き延びることが出来る。
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外敵とは捕食を狙って襲う肉食動物などのこと。
原始の時代には人類にはそういった外敵が存在した。
原始の時代の体の仕組みを現代の我々は変わらずに持っている。
野生動物と何ら変わることない肉体を人類も持っている。
変わったのは暮らす環境と暮らし方。
環境は変わったのではなく、人が自ら変えた。

野生動物は脳内物質が出るまで危機がない限り動かさない。
これには多分理由がある。
脳内物質は麻薬や麻酔のような力を発揮する。
どこか痛くても痛みが消えるし、辛い動きも出来る。
そして効き過ぎると気持ち良くさえなる。

足首が治っていないのに練習すると気持ちが良い。
これは昭和のスポ魂世代の高校生を魅了した。
怪我しても体を動かすことに酔ったのだ。
その結果腰まで痛くなった。
麻酔で誤魔化して歪んだ体で毎日練習したら体は更に壊れる。
脳内物質は麻酔のような役割を担う。
やがて体は壊れてゆく。脳内物質では間に合わなくなる。
そこで気がついても遅い。

これがスポーツ障害なのだろう。
足首の捻挫は数ヶ月の間僕を悩ませた。
毎日外科に通っても治らなかった。
それがある日を境に急に治った。
治るまでホンの数日だった。
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