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プロレスラーに憧れた僕は14歳から、空手を学びながら、自分の家でも体を鍛え始めました。憧れのプロレスラーが一体どんな練習をやっているのか?それは当時謎でした。
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プロレス雑誌にホンの少しだけ出てくるプロレスラーの練習風景。
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そこを目を凝らして見て全体の動きを探ります。プロレスラーの練習と言えばヒンズースクワットです。しゃがんで立つの繰り返しを何千回も繰り返す。
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これが出来なければ絶対にプロレスラーには成れないと僕は思いました。
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ところが当時の僕にはヒンズースクワットをどうやってやるのか?それが謎だったのです。
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プロレス雑誌で見たヒンズースクワットはしゃがむと立つの調度中間辺りでした。
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ヒンズースクワットはしゃがみながら手を後に大きく振ります。そして立ち上がる時に手を前に出して上に向かって出して胸の前辺りまで来たら船のオールを漕ぐようにしてきちんとした体勢に戻ります。
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スーパータイガージムで教えてもらったヒンズースクワットのやり方です。プロレス雑誌のヒンズースクワットの写真は手が調度胸の前辺りにあって、しゃがむ姿勢も半分くらいでした。、、、
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しゃがむ時に腕は上なのか?下なのか?今では笑い話ですが
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一日ごとにスクワットのやり方を変えます。一日目はしゃがむ時に腕を下に、次の日はしゃがむ時に腕を上に。毎日自分の体で試してみました。インターネットですぐに世界中の情報が簡単に手に入る現代とは雲泥の差です。
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何でも自分で考えて試して体を鍛えました。その日々がのちに格闘技の技を学ぶ時に、武術の動きに隠された奥の意味を探る時に役に立ったのだと僕は感じています。
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武術にはこう言った口伝があります。一番良い教え方とは余計なことを教えずに、なるべく少なく口で伝えなるべく教えない事だと。 古い時代の武術の稽古は、師匠が弟子の前で数回型を行ない、それで指導は終ったと心眼流の師匠から聞かせて頂きました。
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その型を目に焼き付け、それから繰り返す。次の稽古で師匠の前で行い、間違いを正してもらう。大分ましになれば、口伝を師匠から頂く。 型が出来なければずっとそのまま。一つ覚えれば次に進めます。武術は型を繰り返し、口伝に自分で理解しながら稽古を繰り返します。
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口伝とは言葉を通じて師から直接学ぶことです。言葉と文字ではおそらく伝わる深い部分が違ってくるのでしょう。 武術は文字ではなく口伝により稽古を進めます。稽古とは古(いにしえ)を稽(かんが)えるという意味で日本古来の伝統的な武術や芸事の修行や練習を指し示す言葉です。
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今目の前で学ぶことを通じて古の開祖の動きと意味を時空を超えて感じ体に宿す。その為にはより情報が少ない方が良いのでしょう。
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ヒンズースクワットを繰り返しているうちに、テレビでヒンズースクワットをやってるシーンが出てきました。その瞬間に分かる訳です。正しいやり方が、その時には腕の振りかたの意味や膝を曲げる角度などが瞬間に目に付きます。何故ならばずっと疑問でそれを考えながら毎日スクワットを続けていたからです。武術の口伝に相当する物が当時テレビで見たヒンズースクワットの場面でした。
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プロレスラーを目指して毎日体を鍛えた日々。自分で考えて、プロレス雑誌の写真と記事から想像して工夫した日々は振り返ると大きな財産になっていました。
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