|
2020年 謹賀新年
|
メルマガを読んで頂いている皆様。明けましておめでとうございます。
|
皆様にとって良い一年素晴らしき一年になりますように。
|
わくわくするような一年になればとても嬉しく思います。
|
正月になると今でもたまに思い出すことがいくつかあります。中学2年生の正月1月2日 僕の人生を決めるような出来事がありました。よく将来を決めるような出来事に出会った瞬間に体に電気が流れるような、まるで雷が落ちたような衝撃を受けるとかいう話があります。
|
ビートルズを聞いて衝撃が走って、稲妻が体を通り抜けるような感じになった。ビートルズの影響を受けたミュージシャンが良く口にする言葉です。
|
偶然テレビで見たプロレス。藤波辰巳(当時現辰爾選手)の試合。NYのマジソンスクエアーガーデンでのWWWF(現WWE)世界Jrヘビー級タイトルマッチ。本邦初公開のドラゴンスープレックスによる鮮やかな勝利とタイトル奪取、そして勝利に至るまでの鮮やかな動きの数々。僕はテレビを食い入るように見つめ、テレビの中に引き込まれるような感覚になりました。
|
|
|
あの日の雷のような衝撃が僕の人生のスタートを後押ししてくれた。背中を押し出してくれたあの日の試合。押し出してもらって進んだ道は、自分が想ったのとは違った景色。プロレスラーに憧れ踏み出した道の景色はどんどん変化して、プロレスから派生したUWF~総合格闘技。その過程で生まれたシュートボクシング K-1 様々な経験を積んで色々な景色の中を僕は進んで、色々な出来事の景色を見てきました。景色は思いが詰まり色々な出来事が、中には思った通りにいかないことも沢山あって。その経験からこんなことを思ったりします。思い通りの時間よりも遥かに素晴らしい景色がある。想いを超えた景色がある。想いを遥かに超えた素晴らしい景色の道をずっと歩んできた。14歳だった僕は56歳になった。人生は素晴らしく面白い。
|
人生には現在と過去と未来がある。僕にはどれも繋がっているような不思議な感覚になる時がある。神様は見ている。そしてこんな言葉を時として感じたりする。
|
「神様は見てる。」「だから嘘をついたらダメだよ。」「神様には全部見えてるんだから。」
|
|
|
最近読んだ本にこんなことが書いてあった。神様は小説が好き。だからそれぞれの人生を小説のように歩むような出来事をくれる。
|
小説には色んな伏線がある。小説は伏線が絡み合って先が読めない方が面白い。先が読める小説は小説として存在しない。人生にも同じようなことがあるって感じたりする。
|
中2の正月に感じた衝撃。その感動はずっと僕の中にあって、だから僕は36歳でプロレスラーになった。どうしても抑えきれない程の大きな感動が14歳の僕にはあったんだろう。36歳でもそれは体の奥底に燻ぶったままで、やってみなければ次には進めないような気がした。そして僕は1年ほどプロレスラーとして時間を過ごした。
|
1年かけて分かったことがある。プロレスは二足の草鞋を履いて出来るほど簡単なものじゃない。当時はプロレスと格闘技の軋轢がまだあった時代。格闘家としてプロレスを舐めていた部分もあった。1年かけて分かったプロレスは格闘技をやりながら一緒に出来るほど甘くはない。そして時間を経て僕は思うようになった。初めの憧れのプロレスはやっぱり、凄いんだって。
|
1年後僕は格闘技に戻り。リングスで試合をした。それからK-1で試合をやって。引退試合はシュートボクシングでやった。どれも忘れられない思い出。プロレスをやって総合格闘技K-1そしてシュートボクシング1試合ずつ別の団体で別のルール。こんな選手は僕以外知らない。基本格闘技もプロレスも大好き。格闘技は何でも好き。総合格闘技をやったからそれぞれの格闘技の素晴らしさも前よりも良く分かる気がする。
|
|