【2024年10月号】平直行からの手紙
１０月 無刀取りと平和
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長く続いた戦国時代
知らない他人だけでなく
身内や家族までも殺した時代
これは本当にあった
史実の中の話
戦国時代、命は実力によって決まった
弱いものは生き残れない
強いものは欲しいものが手に入る
いくら欲しい物を手に入れても
身内までが争い
殺し合うのはおかしい
それに気がつき
それを正した時代
織田信長公～豊臣秀吉公
そして徳川家康公
３人が繋がり
繋がったチカラ
見えない不思議なチカラで
平和な時代が導かれた
この時代を経て
江戸時代以降
２７０年の平和な時代が続いた
諸説は様々あり真実は誰も知らない
それでも確かに
たった独りでは決して出来ない
歴史的偉業が生まれた
世界史を通じても江戸時代とは
豊かで平和な素晴らしい時代
同じ時代世界は大航海時代
世界中を侵略に船で航海した
大きく異なるものには
眼には見えない秘密が隠れる
江戸幕府を開府した時
家康公は一般の民の教育に力を入れた
国を導く政治家だけでなく
一般庶民の知的レベルを引き上げる
そこに国を豊かにする秘密がある
正しい倫理観を常識として
誰でも持ち、人としてどう生きるのか？
それを国の隅々まで普及させた
その結果日本人は
当時の世界から驚異的な
素晴らしい民族と賞賛された
鍵をかけなくとも泥棒は入らない
みんなが笑顔で暮らし
誰もが人懐っこい
そして優しい
人々には思いやりが溢れ
人々の暮らしには笑顔が溢れている
この時代の上級武士に
行った教育が色々ある
その中で重要なものが活人剣
戦国時代の殺し合いの術を
人を活かすための術に昇華させた
それが柳生の活人剣
逸話では徳川家康公に呼ばれた
柳生石舟斎先生が
家康公の真剣でのひと振りを
素手でスッとかわし
あっという間に制したとある。
一体全体どうやって
そんなことが
出来たのだろう？
第６感を超える
武術の不思議な脳の働き
無刀捕りは
それを持って行った可能性は高い
眼には見えない時空の流れ
それを感じる人は確かにいる
感じるだけでなく
その姿が見えれば第７感
家康公はこの時に
おそらくこの感覚を感じたのだろう
この時から柳生は
徳川家のお留武術となった。
殺人剣から活人剣へと
江戸時代における柳生流は
変化を遂げてゆく
徳川家幕臣たちには
活人剣の通じた心身と頭脳を持ち
第７感でことに望む
思考を超えた不思議な感覚
現代でも巨大企業の社長などは
この感覚で時流に乗る
活人とは思考ではない
思考の奥に潜む見えない力
偉大なものは全て眼には見えない
それを感じ手にするには
心眼で見極めて
奥に潜む陰を手にする
陰は光が無くては生まれない
力強い陰を生む光は
直接見たら眼が潰れる
これは人間関係にも通じる
正論をいきなり話しても
なかなか通じない
光が強過ぎれば
相手は拒絶する
次回は柳生心眼流の
始まりについて書こうと思います
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