姿勢と呼吸を重ねる。
【姿勢と呼吸を重ねる。】
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武術はカラダの内側の動き
そこに秘密があると
古くから考えてきました。
大陸の武術はそれを内功呼び
柳生心眼流では内景(ないけい)と呼びます。
カラダの内側に隠れた秘密
それが武術の秘密だと思えます。
ある日ふと思いつきました。
カラダの内側が見れる
アプリを持っていたのです。
解剖図の筋肉を少しずつ削って
奥に隠れる筋肉を見る。
武術の時代からは想像も出来ない。
便利なものがあるのです。
江戸時代に出島に諸外国の
様々なものがやってきました。
その中には解剖図があった
解剖図を熱心に見たのは
日本全国から集まって来た
柔術家たちだったそうです。
そうかこの技は
カラダがこうなっているから
効く訳だと。
物凄く熱心に研究したそうです。
そこから柔術の活法は
新たな進展を迎えた。
このような文献を読んだことがあります。
解剖図を削っていくと
一番奥に横隔膜が残ります。
呼吸はカラダの一番奥の筋肉
そこから動きが始まる。
次に奥に乗っているのは背骨。
横隔膜と背骨の筋肉は
カラダの奥の深い部分で
繋がっていました。
呼吸と姿勢は密接な関係がある。
そのうえ背骨の周囲には
重要な神経が集まっています。
神経はカラダ全体のネットワークに
大きく関係しています。
武術の型は
ストレッチと筋トレを同時に
行うような現代にないような
優れた運動です。
鼻呼吸で大きく息を吸い込み
姿勢を正しながら
息を止めたまま動く
この時に横隔膜の下の
辺りを意識して腕を動かす
そうすると横隔膜が良く動きます
更に姿勢を効果的に高める為に
頭に触れて軽く背骨に押し込む
そうすると
力も同時に増えます。
柳生心眼流では型の中に
この動きが入っています。
現代のカラダではなかなか
反応が出にくいので
原理を活かしてやり方を変える。
誰でも出来るように
簡単な動き(形)に変える。
これもまた武術の工夫です。
人に触れてもらうと
更に無意識が効果的に働くので
短時間で動きが変わります。
今年1年メルマガを
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ありがとうございました。
来年のメルマガは
1月16日からになります。
来年は解剖図を奥から見た
武術の原理の解析から続きます。
皆さまの健康のお手伝いに
少しでもお役に立てれば幸いです。
少し早いですが皆さま
良いお年をお迎えください。
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